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カナダで愛される英雄、テリー・フォックス展

カナダに来てしばらく経つと、必ず耳にする名前が(ティム・ホートンズはさておき)、テリー・フォックスでしょう。

バンクーバー近郊のポート・コキットラムで育ったテリーは、サイモンフレーザー大学在学中に骨肉腫にかかります。

骨肉腫で右足を切断した後、がん研究資金を募るために、1980年4月12日、ニューファウンドランド州セント・ジョンズから「希望のマラソン」(Marathon of Hope)を開始した。鉄のような固い意志で、北アメリカ大陸を横断してバンクーバー島ポートレンフリューを目指し、義足をつけて毎日フルマラソンと同じ42kmを走り続けた。目標は完走と100万ドルの募金を集めることだった。しかし143日目の9月1日5,373kmを走ったところで、癌の肺への転移のためオンタリオ州サンダーベイ付近でマラソンを断念し入院。1981年6月28日、テリーは22歳の若さでこの世を去った。(Wikipedia)

この悲劇のヒーローはその強い意志のためカナダでももっとも有名なヒーローの一人になり、毎年秋には様々な学校でテリーをしのび、癌のために資金を集めるテリー・フォックス・ランが開催されます。カナダ人なら知らない人は居ないというほどに慕われています。

今回ビクトリアのロイヤルBC博物館が、最初にテリーが「希望のマラソン」を始めた日から37周年にあたる2017年4月12日からBC州では初めてのテリー・フォックスにまつわる展示を開始し、10月1日まで開催されています。有名人扱いされることを嫌い、痛みもものともせず走り続けたテリー。

テリーが実際に使用していた義足や靴を始め、「希望のマラソン」を始めるにあたって人々に書いた手紙、日々の記録、実際に使用していたバン、世界中のファンから送られた励ましや感謝の手紙など、胸が熱くなるものばかりが展示されています。

 

涙なしでは観れない展示、お見逃しなく。

詳しくはロイヤルBC博物館のサイトをどうぞ。

ロイヤルBC博物館の新展示「マンモス:氷河期の巨人たち」

ビクトリアの博物館、Royal BC Museumにて、6月3日の金曜日から新しい展示が始まります。

今回の展示のトピックは、なんとマンモス。ロイヤルBC博物館に行ったことがある方なら誰もが知っている、博物館のマスコットのような存在のマンモス、Woolly君(写真)ですが、Mammoths:Giants of the Ice Age(マンモス:氷河期の巨人たち)と題した今回の展示では、マンモスという今では絶滅した動物について、深ーく学ぶことができます。

ロイヤルBC博物館のマンモス

展示の最初のセクションでは、マンモスってゾウの祖先なの?(答えはNo)などという基本的な疑問から答えてくれます。マンモス、ゾウ、マストドンという種は5500万年前程度までさかのぼるのだそうです。長い鼻と牙が特徴の長鼻類は3500万年前に北アメリカ大陸に生存していたそうです。このエリアでは様々な長鼻類について学ぶことができます。

ロイヤルBC博物館「マンモス:氷河期の巨人たち」2016年5月31日撮影

うれしいのが、実際に手を触れることができる展示や、楽しみながら学べる展示が多いこと。子供でも理解できるような情報が沢山ありました。

そしてこの展示の目玉はなんといっても2007年にシベリアで発見された約4万年前のマンモス、リューバです。日本では2008年に展示されたことがあるそうですが、今回カナダに来るのは始めて。非常に状態の良い標本で、小さなゾウのような感じでした。4万年前のマンモスを、間近でじっくり見ることができる貴重な機会です。

ロイヤルBC博物館「マンモス:氷河期の巨人たち」2016年5月31日撮影

そしてまた圧巻なのがコロンビアマンモスのレプリカ。2万年前の北アメリカの様子を学べます。

迫力が、すごいです。マンモスだけでなく、氷河期のクマや剣歯虎(けんしこ)という食肉獣も展示されています。

こちらも、実際に手を触れることができる頭蓋骨のレプリカなどが展示されています。

ロイヤルBC博物館「マンモス:氷河期の巨人たち」2016年5月31日撮影

また、当時ヒトはどんな生活をしていたのかがよくわかるこちらのジオラマ。狩りをしている人間が隠れているのを探します。

ロイヤルBC博物館「マンモス:氷河期の巨人たち」2016年5月31日撮影

今回はプレビューのみでしたがぜひオープン後家族を連れて行きたいと思っています。「マンモス:氷河期の巨人たち」は12月31日まで。お見逃しなく。

ロイヤルBC博物館この冬の展示

ブッチャートガーデンと並んで、ビクトリアで最も有名な観光地のロイヤルBC博物館で、1月2日から9日まで、コミュニティ感謝ウィークと称して、寄付だけで入場可能になっていましたので、早速家族で行ってきました。

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2016年1月時点での展示は、Wildlife Photoraphy of the Yearという世界的に有名な野生動物や自然の写真を集めたもので、2015年コンテストの入賞作品、佳作品が展示されています。アフリカの野生動物の生の姿や、日本の魚市場、ライオンやトラを調教する中国の写真など、社会問題に関した写真も多いです。4月まで展示は続きますので是非足を運んでみて下さい。

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2階の自然史エリアではこの博物館のシンボルのマンモスも相変わらずの人気です。

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3階の人類史エリアでは廃れつつあるカナダの先住民の言語に関する新しい展示があり、非常に興味深いものになっています。もちろんトーテムポールなどは今まで通りの展示がされています。また近代史のエリアの今世紀初め頃の街並みを再現したエリアはもっとも人気があるセクションだと思いますが、こちらはまだクリスマスの飾りが残っていて素敵でした。

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お時間のある時に是非見に行ってみて下さい。

博物館でマンモスと誕生日パーティ

mammoth

下の子が先日5歳になりました。月日の経つのはあっという間ですね。
ビクトリアでは、子どもの誕生日パーティをする場所はジムナスティック(体操ジム)、レクリエーションセンター、映画館、アートスタジオ、などいろいろありますが、私が息子に「誕生日パーティどこでやりたい?」と聞くと、返って来た答えは「ミュージアム!」

ビクトリアにはロイヤルブリティッシュコロンビア博物館という大きなミュージアムがあります。常設展示はBC州の先住民(ネイティブインディアンよりFirst Nationsというほうがポリティカリー・コレクトな言い方です。)の歴史やトーテムポール、カヌーなどがある人類史セクションと、マンモスやBC州の自然や動物について学べる自然史セクションがあります。とくにうちの息子のお気に入りは(多分このミュージアムに来たことのある子ども達のほとんどが)巨大マンモスで、「マンモスの居るミュージアムで誕生日パーティをやりたい」というのが今回の彼のリクエストでした。

早速ウェブサイトをチェックしてみたのですが、誕生日パーティの情報はどこにも載っておらず。。普通なここであきらめるところですが、私とオットは何度かミュージアムにメディアとしてイベントの際に招待していただいたことがあったので、早速ミュージアムで働いている知り合いに問い合わせてみました。5歳になる息子と友達数人を連れて行きたいのですが。。。と問い合わせると、快諾してくださって、スタッフから早速メールが来ました。

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当日はまずすぐ外にある公園で友人に作ってもらったグルテンフリーのケーキを先に食べた後早速入場。ボランティアの方が「誕生日パーティのグループですね、こちらえどうぞ」とVIP扱い。ちゃんと息子の名前も知っていて、場内のいたるところで「誕生日おめでとう!」と言ってもらいました。

マンモスの展示場では特別にドーセントと呼ばれる説明員の人が来て下さいました。この日は土曜日で、この説明員の方は日曜日にしか来ないらしいのですが、特別に息子の誕生日パーティの為に出て来て下さったらしくて感謝。

BC州内陸部でのゴールドラッシュ時代を復元したエリアでは砂金取り体験も。

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みんなでひととおりミュージアム内を回って、帰りにはなんと全員におみやげまでくださいました。ロイヤルBC博物館のみなさん、本当にありがとうございました!

 

ロイヤルBC博物館:この夏話題の展示

以下は、個人ブログに書いたものを転送したものです。

今日は、ロイヤルBC博物館にて、エリザベス女王二世の特別展示を見て来ました。カナダは、英連邦王国の一つですので、エリザベス女王は、カナダの女王も兼ねています。特に今年は、即位60周年を記念して、連邦国各地で様々なお祝いのイベントが開催されていますが、この特別展示もその一つです。

セシル・ビートンという有名なファッション写真家が撮った、60枚にわたる珍しいエリザベス女王の写真が公開されています。下は私が気に入ったもののひとつ。(クリックで拡大)

Queen Elizabeth II by Cecil Beaton: Diamond Jubilee Collection は9月3日まで展示されています。

写真展の後は、恐竜を見て来ました。Dinosaursという特別展示です。

我が家には3歳児がいるので、この展示をずっと心待ちにしていたのですが、私達も今日やっと見に行くことができました。これはアメリカ自然史博物館からきているんだそうです。映画の「ナイト ミュージアム」の舞台になった博物館ですね。

最新のテクノロジーのおかげで、恐竜に関してさらに詳しいことがどんどんわかって来ているのだそうです。物理学的観点から見ると、巨大恐竜は、映画などでみるようにしっぽが地面についていて半ば直立の姿勢ではとてもじゃないが支えられないとのこと。面白いですね。

子供達にも実際に触ってみれる展示も多く、大人にも興味深いビデオなどが沢山ありました。面白かったのが、実物大のジオラマで、沢山の鳥や小さめの恐竜が再現されていたのですが、その景色の中には400以上の種族が含まれているそうで、でもその中で唯一の種(アシ科の植物でした)を除いてすべてが絶滅しているとのこと。考えさせられますね。

Dinosaurの展示は9月16日まで。

詳細はロイヤルBC博物館のウェブサイトを見てくださいね。