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ビクトリア・盛岡姉妹都市提携30周年

ビクトリアの姉妹都市が岩手県の盛岡市ってご存じでしたか? 盛岡出身で、「我れ太平洋の懸け橋とならん」という言葉で有名な、政治家でもあり教育者でもあった新渡戸稲造博士がビクトリアのロイヤルジュビリー病院で1933年に客死したというのをきっかけに、1985年に姉妹都市提携が結ばれたのだそうです。 それ以来30年にわたって友好を深めてきた両都市ですが、それも今年で30周年ということで、市長はじめ、多くの盛岡の市民の方がビクトリアまでお見えになりました。 毎年5月のはビクトリアデイの祝日ですが、これはビクトリア「市」を祝うものではなく、ビクトリア女王のお誕生日を祝うカナダの国民の休日です。毎年連休の月曜日にはパレードが行われるのですが、盛岡のみなさんもさんさ踊りを披露してくださったそうです。 パレードの後、市役所にて姉妹都市提携の更新が行われ、盛岡市からは「友情の鐘」を、ビクトリア市からは地元の画家、バーバラ・ウィーバー・ブッソンさんが描いたビクトリアの絵を贈り合いました。 私も僭越ながら通訳としてお手伝いをさせていただきましたが、去年の春に訪問されて以来、またお会いできてとても嬉しかったです。 また、ビクトリア市役所主催の夕食会では、被災した大槌出身の歌手、臼澤みさきちゃんにも再会することができました。素直で明るいみさきちゃん、その歌声でビクトリアの市議のみなさんにも喜ばれていました。岡田在バンクーバー総領事も出席され、楽しい一晩となりました。 また翌日はセンテニアル公園にて、友情の鐘お披露目の式があり、早速市民のみなさんで順番に鐘を鳴らしてきました。 この鐘の設置には元ビクトリア市長で建築家のアラン・ロウ氏に協力いただいたそうです。 ビクトリアは今年から新しい市長、リサ・ヘルプス市長になり、盛岡のみなさんも今回初めてヘルプス市長と対面されたのですが、ヘルプス市長も、「盛岡のみなさんに実際に会ってみて、姉妹都市の重要さがわかった」と仰っていました。市長就任最初の年である2015年には姉妹都市訪問が考えていないと言っていましたが、来年あたり、実現すると良いですね。    

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