カナダ・ビクトリアでの公立学校留学

長い夏休みが終わり、2019−2020年度が始まりました。

少しずつですが来年度以降の留学のお問い合わせも増えています。今日は、よくあるお問い合わせへの回答をシェアしていきたいと思います。

カナダ・ビクトリア地区の公立学校

ビクトリアを中心としたエリアには多くの市町村が集まっています。こちらに公立留学される際に最初に考えないといけないことは、どの学区に留学するか?です。一般に「ビクトリア」と大きくくくりますが、実は3つの学区があります。学区によって全く違う留学生プログラムがありますので注意して下さい。

ビクトリア学区(Greater Victoria School District 61)

学区名の後についている数字はBC州全体の学区の通し番号です。

ビクトリア学区には27の小学校、11の中学校(ミドルスクール)、7つの高校があります。一番人気が高く、その分留学生も多いです。留学生プログラム自体かなり大きく、スタッフも多い。夏休みの高校準備プログラムあり。

サーニッチ学区(Saanich School District 63)

ビクトリアに次いで人気のある学区で、9の小学校、4つのミドルスクール、6つの高校があります。学校はビクトリアのダウンタウンからはだいぶ離れた郊外が多いです。夏休みの高校準備プログラムあり。

スーク学区(Sooke School District 62)

市内から一番遠いエリアのスークにある学区です。ビクトリアダウンタウンまでは40分程度でしょうか。17の小学校、4つの中学校、5つの高校があります。自然が多く、のどかな環境です。

どの学区のどの学校も、大体中学校から受け入れは可能です。ホームステイをするなら12歳以上と言われる学校はほとんどです。小学校で公立校へ留学させたいと思われる親御さんも多いようですが、11歳以下のお子さんだけをホームステイなどで留学させることはまず受け入れてもらえません。弊社のお客さまで11歳の生徒さんで1年留学された方がいらっしゃいましたが、その際はお母様もカナダにいらっしゃり、弊社で住む場所を探して賃貸をして通われました。

また注意していただきたいのが、どの学校に留学させたい、という希望があっても、スペースの関係等により受け入れが不可能な場合もあるということです。各学校それぞれのスタッフや教室の事情があり、ESLの留学生を歓迎してくれる学校と、そうでない学校があります。詳細はお問い合わせ下さい。

一般的に言って、ビクトリア中心地に近いビクトリア学区ですと中・高校生ですと週末のアクティビティが豊富ということが言えると思いますが、その分一つの学校に日本人の留学生が沢山いるということもざらです。生徒さん同士は、学年が違うと例え日本人の生徒さんがいるからといっていつも一緒の行動するというわけではありませんので、気にならない生徒さんも多いようです。

サーニッチやスークのようないわゆる田舎の方の学校ですと少しは日本人は少なくなります。またビクトリアのような厳しい賃貸市場ではないので、少しは部屋の広いホームステイ先があるようです。

また、毎年大体2月頃に翌年の入学申し込みの締め切りになりますので、9月〜12月あたりでどの学区に通いたいか決め、学区に問い合わせをしてどの学校に空きがあるか、良いホームステイがあるかなどを調べていきます。

9月から高校に留学される生徒さんには、4月あたりから開催される高校準備プログラムもおすすめです。9月からいきなり英語環境でカナダ人生徒に混じって勉強するのは大変ですので、夏休みの間にカナダに関する基礎知識などを学び学校のシステムなどにも慣れることができます。

2020ー2021年度の申し込みはすでに始まっております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

また弊社では私立寄宿学校への留学も扱っております。詳細はお問い合わせ下さい。