ガバメントハウス
私の家から、歩いて5分のところに、ガバメントハウス(Government House)があります。ここは、BC州のカナダ副総督の住居ですが、この副総督(ルテナント・ガバナー)というのはBC州において、君主(カナダはイギリス連邦の一部ですので、カナダ女王=イギリスのエリザベス女王となります)の代わりに様々な式典などで女王の代わりを勤める人のことです。 ここで様々な式典や祝賀会をやったり、VIPが来るとここでもてなしたりします。2009年に日本の天皇皇后両陛下がビクトリア訪問された際は、このガバメントハウスにお泊まりになりました。その時は、ビクトリアの日系コミュニティの大勢の人がここに集まりました。(余談ですが、前カナダ在バンクーバー総領事だった伊藤秀樹氏のお話をビクトリアで伺う機会があったのですが、伊藤総領事が天皇陛下にカナダに赴任することを告げられた際、天皇陛下はビクトリアのことばかりお話になった、というエピソードを伺ったことがあります。 ) VIPが来ている時は、警備がものものしいのですぐにわかりますが、通常はここの庭園は一般に公開されていて、地元の人、観光客など沢山の人が美しい庭を楽しんでいます。 ビクトリアは7月は全く雨が降らなかったのですが、そんなある日、もうすぐ5歳になる息子が、ディナーのあと「冒険に行きたい」というので、このガバメントハウスを色々探検してきました。 これがメインの建物ですが、特別なイベントなどでない限り、中には入れません。 うちのオットと同じくらい背が高い、アザミのような花。 あじさいが満開で、綺麗でした! 日没までは門があいているので、無料で庭園を散策することができます。車を停めるスペース、トイレもあります。ベンチも沢山あるので、花を眺めながら休んでいる人、読書している人も多く見られます。私はこのガバメントハウスの前をほぼ毎日車で息子の学校の送り迎えに通るのですが、鹿もよくみかけるので、庭園でも遭遇するかも知れませんね。結婚式の写真撮影にもよく使われるようですし、夏の間は、ここで無料コンサートなども行われます。市民の憩いの場といったかんじでしょうか。 この日は散歩の途中で猫に遭遇。首輪をしていましたし、人に懐いているので、この近所で飼われているのでしょう。ひょっとしたら、ガバメントハウスで飼われているのかも?いかにも「自分の庭」といった風で、私たちを案内してくれました。 機会があれば、是非一度足を運んでみて下さい。