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アドバンス・ケア・プランニング

先日は通訳のお仕事で、Vancouver Island Health Authority (バンクーバー島保健局)に取材に行ってきました。日本でいう保健所のような感じです。通訳の仕事の何が面白いかというと、普段の自分の生活では体験できない様々な世界について学ぶ事ができるということです。テレビの取材だったり、乗馬の学校だったり、裁判所だったり。今回は保健局にて、アドバンス・ケア・プランニングということについて少し勉強してきました。 専門的な知識は省きますが、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)というのは、患者さんの意識が低下したあとの意思表示のことです。例えば、アドバンス・ケア・プランニングをやっておかないと、患者さん本人は生命維持装置の使用を希望していないのに、意識がなくなったあと、家族の希望で生命維持装置を使う事をドクターにお願いする、などという事が起きてしまいます。日本では、まだこのACPに関する意識が低いとのことで、カナダ、ビクトリアで実際にACPに関するワークショップをされているスタッフの方にいろいろお話を伺う事ができました。 保健局というのはドクター、看護師さん、作業療法士さん、ソーシャルワーカーさんなどなど、様々な職種の人達が働く場でもありますが、各スタッフそれぞれのACPに関する意識を徹底することが大事と言えるでしょう。 話の詳しい内容はここでは公開することはできませんが、ACPに関して強い熱意を持って仕事をされている看護師さんで、現場スタッフや、一般市民にもACPについて知ってもらう為のワークショップをしているとの事でした。 ACPについてもっと知りたいと言う方は、日本語のサイトですとこちら、カナダのサイトではこちらを参考にしてみて下さい。

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